こんにちは、AZUです。
認知症とは!?
ズバリ
体験したことを記憶に留めておくことが出来なくなる症状です。
よく、物忘れのことを、認知症と捉えている方も多いですが、
物忘れと認知症の違いは何か?
物忘れのAさん、認知症のBさんを例にお伝えします。もし、AさんとBさんが午前中、スーパーへ買い物に行ったとします。そして、この二人に「今日の午前中何をしていましたか?」と質問してみます。
物忘れAさんは、「午前中、スーパーに行って、野菜と果物と、それと後何買ってきたんだっけ…。」というように、思い出そうとします。
認知症Bさんは、「午前中は、家にいましたよ。」とスーパーに行ったことを忘れてしまいます。
つまり、物忘れは記憶の一部分が抜けてしまうこと、認知症は体験した記憶全部が抜けてしまいます。
もちろん、認知症の進行は、人によって違いますし、その日の体調によっても変わってきます。
この記憶が抜けてしまうことは、認知症の中核症状に含まれます。中核症状の他には、周辺症状という症状もありますので、この二つの症状について解説します。
中核症状とは?
中核症状は、①記憶・②見当識・③言語・④判断力・⑤行動などが障害される症状のことです。この5つが障害されると、どのような症状が起こるかを簡単にではありますが説明します。
①記憶(記憶障害):新しい情報を記憶することが出来ず、数分前のことを忘れてしまう。同じ話を繰り返します。
②見当識(見当識障害):今日が何月なのか?ここは何処なのか?というように、時間や場所の感覚が無くなります。
③言語(失語):自分の話したいこと、相手が話してることが分からなくなり、言葉のやり取りが難しくなります。
④判断力(判断力障害):季節にあった洋服を選ぶことが出来なかったり、道筋を立てた思考が出来なくなります。
⑤行動(失行):普段行ってる洋服の脱ぎ着やトイレの使い方が分からなくなります。
今紹介した、①〜⑤の症状が必ずしも、全て見られるとは限りません。これら、一つ一つが徐々に見られたり、一部だけ見られることがあります。
周辺症状とは?
周辺症状は、徘徊、興奮、暴力、不安、躁鬱、幻覚、妄想、意欲低下、睡眠障害などが起こる症状のことです。この症状は、①性格、②環境、③心理状態が原因で見られることがあります。先ほどもお伝えしましたが、人によっては、認知症の中核症状は見られるが、周辺症状は殆ど見られない方もいます。もう少しだけ、この原因について説明します。
①性格:認知症になる前からプライドが高く、記憶が抜けることによって上手く生活することが出来なくなり、その時に他者からの視線が冷たくなったことで、興奮したり暴力的になることがあります。
②環境:ご自身が慣れていない場所や分からない人が多くいると、不安になり、誰にも頼れないと行ったことで徘徊したり、幻覚を起こす方がいます。
③心理状態:体調不良だとしても上手く伝えることが出来ず、自身でも何でこんな気持ちになってるのかが分からず、意欲が低下し、躁鬱になる方がいます。
まとめ
認知症とは、体験したことを記憶に留めておくことが出来なくなる症状です。物忘れは、体験した一部分が抜け、認知症は体験そのものを抜けてしまします。症状は、中核症状と周辺症状に分かれています。中核症状は、記憶、判断力、行動の障害が見られます。周辺症状は、興奮、躁鬱、幻覚の症状が見られます。どちらも、人によって違いがあり、その日の体調によっても変わってきます。
参考文献
厚生労働省ホームページ
▶︎政策レポート(認知症を理解する)
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